福祉用具専門相談員に向いている人の特徴

福祉用具専門相談員に向いている人の特徴として、介護に興味がある人が挙げられます。少しでも介護の分野に興味があり、何かしらの形でその業界に貢献したいと考えている人であれば、やりがいを持って従事することができるでしょう。

また、家族で介護を受けている人が居る、介護に携わっている人が居るなど身近に介護がある人は、知識を日常に役立てることができます。「何らかのきっかけで福祉や介護に興味を持った」というのはもちろん、「高齢化の社会情勢を危惧している」という形で介護業界に関心がある方にも、福祉用具専門相談員の仕事はおすすめです。

ただ、介護業界で働き続けるためには、単なる興味だけでは厳しい側面もあります。というのも、介護業界では、高齢者により良いサービスを提供するために制度が改正される事例が多く、さらに新しい技術の参入も活発です。そんな現場で活躍するためには、日頃から常に勉強して最新の知識を学び、努力しなければならないのです。

そんな中、現場では制度の改正が行われたら即座に対応し、新たなサービスを取り入れる必要も出てくるため、環境の変化に柔軟に対応できることも、重要な資質です。

そして、コミュニケーション能力の高さも求められる要素です。福祉用具専門相談員は、要介護者やその家族、介護を提供するスタッフや地域の担当者などと密に連携を取る必要があります。多様な人とコミュニケーションを取って仕事を進めていくため、人と話すのが好きな人などにとっては天職かもしれません。相手から上手く話しを聞き出し、適切な福祉用具を選べるスキルは、特に大切な要素となります。